みちのく未来基金第6期(2016年10月~2017年9月)の決算がまとまりましたので、ご報告いたします。
1.収入について
第6期には、総額612,798,031円のご寄附をいただきました。
震災から6年が経過しておりますがご寄附の件数は依然として増加しており、子どもたちへの奨学金給付を安定して行うことができております。
一般の皆様からのご寄附は、全て奨学金(入学金、授業料等の学費)給付のみに使用しており、その他の目的には使用しておりません。
なお寄附金のうち、スタッフ派遣企業4社(ロート製薬、カルビー、カゴメ、エバラ食品工業)からの寄附金は95,000,000円です。
2.支出について
総額で371,886,504円を支出いたしました。
奨学金の給付は331,761,420円で、在籍生の人数増、4年制大学への進学者増、被災者学費減免制度の減少等から、昨年と比較して約1,200万円増加いたしました。
奨学生交流費(集い等)は9,838,428円でした。同じ境遇である奨学生どうしの交流が盛んになってきており、同期生だけでなく先輩後輩の絆も数多く生まれています。
費用は全体として昨年より増加しておりますが、主な要因は基金の在籍生増加および直接雇用者の増加によるものです。
奨学金給付を除く奨学生交流費・奨学金事業費は、全てスタッフ派遣企業からの寄附を充当しており、一般の皆様からの寄附金は用いておりません。
3.次期繰越及び今後の運営について
次期繰越金(現金)は1,723,943,160円となりました。
次年度の進学希望者は2017年12月末時点で101名となっており、第2期生~第7期生をあわせ最大で340名の奨学金が必要となるため、奨学金給付費用として約3億9,100万円を予定しております。
厚生労働省の震災遺児・孤児の情報や、これまでの進学実績等を踏まえ、約25年を予定している奨学金の支援者数は約1,300名で、総額でこれまでの試算を上回る約46億円になることが見込まれます。
今後とも多くの皆様からのお力添えのほど、よろしくお願いいたします。
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