2016年12月26日
第5期決算報告
 
 
みちのく未来基金第5期(2015年10月~2016年9月)の決算がまとまりましたので、収支報告をさせていただきます。

1.収入について
第5期には、総額579,632,365円のご寄附をいただきました。
一般の皆様(個人、法人、団体の皆様)から484,632,365円のご寄附を賜りました。
震災から5年が経過しておりますが年々ご寄附の件数は増加しており、子どもたちへの奨学金給付を安定して行うことができております。
一般の皆様からのご寄附は、全て奨学金(入学金、授業料等の学費)給付のみに使用しており、その他の目的には使用しておりません。
なお、スタッフ派遣企業4社(ロート製薬、カルビー、カゴメ、エバラ食品工業)からの寄附金は95,000,000円です。

2.支出について
総額で357,508,576円を支出いたしました。
奨学金の給付は319,932,025円で、在籍生の人数が増えたことで昨年と比較して約1,300万円増加いたしました。
奨学生交流費(集い等)は9,832,121円でした。同じ境遇である奨学生同士の交流が盛んになってきており、同期生だけでなく先輩後輩の絆も生まれています。
費用は全体として昨年より増加しておりますが、主な要因は基金の在籍生増加と事務所移転によるものです。
奨学金給付を除く奨学生交流費・奨学金事業費は、全てスタッフ派遣企業からの寄附を充当しており、一般の皆様からの寄附金は用いておりません。

3.次期繰越及び今後の運営について
次期繰越金(現金)は1,483,144,454円となりました。
次年度の進学希望者は2016年12月20日時点で122名となっており、第1期生~第6期生とあわせ最大で360名の奨学金が必要となるため、奨学金給付費用として約3億6,300万円を予定しております。

厚生労働省の震災遺児・孤児の情報や、これまでの進学実績等を踏まえ、約25年を予定している奨学金の支援者数は約1,300名で、総額でこれまでの試算を上回る約46億円になることが見込まれます。
今後とも多くの皆様からのお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

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