【ご寄附についての御礼と終了のお願い】
2011年3月11日に発生した東日本大震災で親を亡くした遺児は、2015年に厚労省から1,756人いると発表されています。皆様のご支援のおかげで、2022年12月末までに1,044名の子どもたちの進学を支援することができました。
これまでの調査から、基金が活動終了までの25年間で支援する遺児の総数は約1,350名になると想定しており、奨学金給付総額は約44億円になると見込んでおります。このうち2011年から2022年までの11年間に給付した額は約31億円で、2023年以降に必要となる給付予定額は約13億円と試算しております。一方、基金のウェブサイトで開示しておりますとおり、2022年9月末の奨学金給付指定寄附金の残高は約15億円となっており、既に今後給付予定の試算額に達しております。
この11年間で延べ約18,500人の個人と3,500近い企業・団体からの多数のご支援をいただいた賜物であり、設立当初には想像もできなかったような短期間で子どもたちの夢や希望を実現するために必要な奨学金が用意できましたこと、改めて心より感謝申し上げます。
当基金は公益財団法人の認定を受けており、活動終了時に奨学金給付指定寄附金の残高があった場合でも他の使途に充てることはできず、結果として皆さまのご支援の意に沿わないことにもなりかねない状況にあります。かような現状を踏まえ、新規のご寄附については2021年2月20日をもって受付を終了させていただきましたが、上記の状況に鑑み、2023年9月29日(金)をもちましてご寄附受付口座を閉鎖し、全ての奨学金指定寄附金の受付を終了させていただきたく存じます。
サポーターの皆さまにおかれましては、別紙に記載の期日までにご寄附停止のお手続きをお願いしたく、何卒よろしくお願い申し上げます。停止の期日はご寄附方法により異なりますので、画面下部のご案内をご参照ください。お手続き方法についても詳細を記載しておりますのでご参照ください。期日までに停止手続きまたはそのお申し出がない場合は、基金事務局にて一括して停止手続きを取らせていただきますのでご了承ください。
なお、ご寄附の受付終了後も基金の季刊紙「みちのく未来通信」は発行を継続し、みちのく生の様子をお伝えいたします。これまでのご支援に重ねてお礼申し上げますとともに、今後ともみちのく生を温かく見守っていただければ幸いに存じます。
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